上野市 町家ファサードリフォーム設計コンペ
準優勝
この設計コンペは、上野商工会議所「城下町まるごと博物館」推進室により行われました。上野市では中心市街地活性化計画が策定され、事業の一環として設計コンペの中で伊賀上野の町並みの中心にある「町家」を城下町の景観にふさわしいファサードにする案が求められました。
対象建物は、明治中期に建てられた逗子二階の虫籠窓のある町家建築で昭和初期に住居兼酒屋に改修されました。そこで、建物全体をギャラリーに見立て”ただお酒が置いてある店”ではなく”ぶらり立寄りたくなるお酒のギャラリー”となるファサードを目指しました。出入り口を二ヶ所設けてその間に格子ガラスの陳列棚を配置します。
陳列棚と一体となった「台」を設置することで、お酒の立体的なディスプレイ、立寄った人の休憩場所、試食コーナーなど様々にしつらえる場としました。また店内に回遊性を生み出し、用がなくても立寄りやすい雰囲気を演出しています。
東新住建株式会社 東中島Ⅰ・Ⅱデザインコンペ
総合企画特別賞
このデザインコンペは、都心の新しい住まい方や町並み、空間コンセプトのアイデアを問うもので2007年に東新住建株式会社によりに行われました。 敷地は名古屋市内中心部より駅徒歩圏内にあります。2戸1棟建て住宅または1戸建て住宅による9世帯について、マンションと同価格帯で戸建ての良さを持たせる工夫が求められました。 そこで、閉塞感があり暗くなりがちな建物内に”光・風・緑が抜ける余白の空間”をつくりそこを「プライベートコート」とする案を提案しました。